GW真っ只中、いかがお過ごしですか?
富士町・熊の川は、耳を澄ませば鳥のさえずりが、
見渡せば新緑が山々に広がっています。
喫茶・休憩室に座っているだけで、複数種類の鳥が合唱しているのが聞こえ、
心地よいBGMになっています。
鳴き声だけでなんの鳥かわかればどんなにいいか…。
喫茶・休憩室は、日帰りのご入浴の方、喫茶でご来館の方々にご利用いただいています。
お風呂上りにここで持参した本を片手に読書をされている方もちらほら…。
あ、本をお持ちじゃなくても、ゆっくりと読書を楽しんでいただけるんですよ。
いま、喫茶・休憩室のカウンター席には、10冊ほどの文庫本を置いています。
「笹沢文庫」といいます。
時代小説や推理・サスペンスがお好きな方ならすぐにおわかりになるでしょう。
笹沢佐保氏のことです。
神奈川県出身の作家 笹沢佐保氏は、昭和62年、古湯映画祭に招待され、初めて古湯に訪れたのをきっかけに、この地の魅力に触れ、昭和63年から平成7年まで佐賀市富士町の古湯に居を構え、執筆活動を行っていました。
佐賀県が舞台となった「取調室」や「女取調官」などは、テレビドラマ化もされ、佐賀在住中には、120冊もの著作を手掛けました。
現在、彼が居住していた住居は、作品や手書きの生原稿などを展示する記念館として開館しています。富士町とゆかりのある笹沢佐保氏の作品に少しでも触れてもらうために、笹沢佐保記念館さんのご厚意で「笹沢文庫」がお宿にやってきました。
笹沢文庫は、館内での読書に限り可能です。ご宿泊の方は、客室に持って行っていただいてもかまいません。必ず、本箱に返却していただければOKです。
富士町にお見えの際には、ぬる湯につかり、そして、お宿で読書をして、笹沢佐保記念館まで足をお運びになってはいかがでしょう。
〇笹沢佐保記念館
佐賀県富士町大字小副川2579
0952-23-7141(ミサワホーム内)
開館日:木曜~月曜
休館日:火曜・水曜
時間:10:00~17:00
入館料:300円、団体(20名以上)200円
小学生以下 無料